☆NY通信 “Guilt Tipping”

NY通信、最新号が届きました!

BEIGO Watch [249] Guilt Tipping 米語 Watch [249] : Guilt Tipping      各位、  昨日から続いた大雨のせいで、近くの公園もビーチもびしょびしょになってしまいました。せっかく、美しく咲いている水仙、八重桜、ハナミズキその他の花々も雨で形が変わってしまい残念です。明日からまた、良い天気になることを願って・・・    「米語Watch」をお送りします。読んでいただいて嬉しく思います。いつでも、楽しいメッセージをお寄せください。。
(ニューヨーク近郊の皆さんへ)4月27日(木)2時から3時半まで「米国の今を映す米語Watch」と題して、最近取り上げた米語と米社会について皆でお話する会を開きます。どなたでも参加できます。申し込みはJAA日系人会事務局 212−840−6942 またはinfo@jaany.org。 会場の日系人会は49 West 45th Street, 5th floor, NYCにあります。 
-米語Watch(朝日Weeklyおよび週刊NY生活紙に連載中)- Guilt Tipping  義理チップ  レストランなどでのチップ支払いはアメリカ生活の決まり事です。本来チップは感謝の気持ちで相手に渡すものですね。ところが、最近Guilt Tipping という表現で、「義理」チップを払う状況が増えてきたと言われます。Guiltは罪悪感という意味ですが、ここでは、払わないと罪に感じる義理感覚という意味でしょう。  ニューヨークではレストランでのチップは代金の15%くらいと言われていました。しかし、パンデミックのもと、苦労しているエッセンシャル・ワーカーにはたくさん払わなければという意識が広がり、20%以上を払う人も増えてきました。加えて、これまでは多くの人が払わなかった状況(例えば、持ち帰り用のTakeoutの場合など)でも、Guilt Tipping を払うようになって来ました。  Guilt Tipping を促すのが、急速に広がりつつある、係員が客に差し出す代金支払い機器です。スクリーンに表示される選択肢の中からチップのパーセント・額を選ぶわけですが、相手がすぐそばにいるので、つい多くの額を払うことになります。現にこんな支払いスクリーンのお陰で、全米のレストランでのチップ総額が大幅に上がったと言われています。  物価高騰の中、レストランの食事はとても高いものになってきました。その上にGuilt Tippingです。それでなくても、日本人には分かりづらいチップ制度・・・ますます大変になりそうです。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)