☆NY通信 “Flash Mob Robbery”

NY通信、最新号が届きました!
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BEIGO Watch 米語 Watch [218] : Flash Mob Robbery  
各位、  今日はアメリカ人の友人たちとテニスをしました。ウィンター・スポーツが不得手なので、インドア・テニスが冬の大事な運動です。 昨年の冬はマスクを付けてプレーするよう言われて、メガネが曇って苦労しました。 今年は今の所、プレー中はマスクなしで助かっています。 「米語Watch」をお送りします。 読んでいただいてありがとうございます。 いつでも、楽しいメッセージをお寄せくださ-米語Watch(朝日Weeklyおよび週刊NY生活紙に連載中)-
Flash Mob Robbery 突発的集団強盗  最近カリフォルニア州などを中心に大きな問題になっているのが、Flash Mob Robberyという新手の集団強盗です。集団強盗は組織的かつ計画的にやるものだと思われますが、Flash Mob Robberyでは、SNSを介して突発的に強盗団が結成されます。(元々Flash Mob とは、一団の人々が街のどこかに一斉に集まって、周りを驚かすダンスなどのパフォーマンスをすることです。)  その手口は、集団で一斉に宝飾店、高級服飾店やデパートに押し入り、棚を打ちこわし、瞬く間に商品をかっさらうもので、 Smash-and-Grab と呼ばれます。 サンフランシスコ、ロサンゼルスなど各地で被害が広がっています。  コロナ禍の長期化によって生じた犯罪の増加の一方で、予算削減の中で警察による十分な保安体制が敷かれてないという現実がFlash Mob Robberyを引き起こすと言われます。小売業界からは、集団強盗についての重罰化、ネット上での盗品の販売規制などを求める声が上がっていますが、有効な対策は簡単には出てきそうにありません。オンライン・ショップとの戦いで必死に生き残ろうとする実店舗が、新たな困難に直面するのは、残念なことです。 (旦 英夫 ニューヨーク州弁護士)